PEARLについて

コース概要

組込みシステム開発技術を活用して産業界の具体的な課題を解決し、付加価値の高いサイバーフィジカルシステム(CPS)を構築できる人材」を育成することを目標としている。

 

問題発見能力を身につける「基本コース」(主に修士課程1 年生を対象)と、管理技術とその運用方法まで踏込んだ高度な問題解決能力を身につける「発展コース」(主に修士課程1・2 年生を対象)を設ける。参加学生の指導教員に分散PBL の実施ノウハウを修得してもらい、補助期間終了後に各大学で継続して実施できる体制にする。

  • (1)基礎知識学習は、組込みシステム基礎、ソフトウェア工学、および各大学で必要とされる科目で構成する。
  • (2)短期集中合宿は、分散PBLのキックオフ合宿という位置付けで「基本コース」ではサマースクール、「発展コース」ではスプリングスクールとなる。
  • (3)分散PBL(連合型PBL)では、情報処理学会ESS ロボットチャレンジのテーマを共通課題とする。この課題では、制御、機体、各種センサー、組込みソフトウェアを利活用することが求められる。また、画像認識を用いた位置の把握など参加学生が様々な工夫を行うことができる教材にもなっている。情報の利活用教育に適した教材と言える。

PEARL参加のメリット

参加学生のメリット

基本コース

  • 問題解決方法の基礎を学ぶことができる
  • チームでの活動方法を学ぶことができる
  • 組込みシステム開発を学ぶことができる
  • 他大学の学生と交流できる
  • 就職に有利になる(かも)

発展コース

  • リーダとしての立ち居振る舞いを学ぶことができる

参加教員のメリット

  • 研究室の新入学生教育として利用できる
  • 制御系組込みシステムの開発技術を身につけさせることができる
  • チームワークを学ばせることができる
  • 開発技術力の向上だけではなく、研究に必要な調査、研究遂行、作文技術の向上が見込める

募集対象・修了要件

今回の事業は、全国の大学が連携して組込みシステム技術の実践的人材を育てるネットワークを作ることが目的であるため、連携大学にとどまらず、広く全国から参加大学を募り、その学生に対して分散PBL を実施する。

 

開発テーマと連携企業のリストを公開し、全国の大学から、それに参加したい学生を募る。その際に、指導教員も一緒に参加することを条件とする。組込みシステム技術に関して勉学・研究している、または取り組もうとしているすべての学生が対象になる。

 

「短期集中合宿(サマースクール・スプリングスクール)に参加」、「分散PBL を受講」、「成果発表会で発表」の3 つに対する評価結果に基づき、修了証を出す。

年間日程

基本・発展コース 基礎知識学習
4月 募集 組込みシステム特論

ソフトウェア工学

その他
5月 [合宿1] スプリングスクール:キックオフ
6月 分散PBL
7月
8月・9月 [合宿2] ロボットチャレンジ出場
10月 [合宿3] ESS
デモ&発表・ポスター発表
11月  基本コース・発展コース修了
12月
1月 enPiT Symposium
2月
3月 ETNET

カリキュラム概要

基礎知識学習

組込みシステム基礎
ディペンダビリティ技術、センサー・ネットワーク技術、モデルベース開発・検証技術、HW/SW協調開発技術等の組込みシステム開発に関する基礎について学ぶ。
ソフトウェア工学
分散PBLを実施する上で必要なソフトウェア開発技術やプロジェクトマネジメント手法について学ぶ。開発支援ツールの利用やモデルベース開発の基礎についても学ぶ。
その他
各大学で必要とされる科目

短期集中合宿

スプリングスクール
基本コース・発展コースの分散PBL(組込みシステム開発総合演習)のキックオフ合宿として実施する。基本コースの学生は、組込みシステム開発と分散PBLの実施に必要なスキルを学ぶ。発展コースの学生、参加大学の指導教員、PMを対象に、分散PBLの指導方法や進め方についてFDを行う。
サマースクール
前半では、分散PBLの成果発表・振り返り、および、サマースクール後半に向けた再キックオフを行う。
後半では、ESSシンポジウムの中で、サマースクール前半以降にブラッシュアップさせた成果の発表会を行う。
前後半ともに、発展コース学生には、サマースクールの企画・運営をやらせ、リーダーシップの醸成を図る。

分散PBL

組込みシステム開発総合演習 基本コース
基礎知識、短期集中合宿で得た知識を基に、チームで組込みシステムを開発する。
組込みシステム開発総合演習 発展コース
基本コース修了者が開発可能なレベルの組込みシステムを、技術および実用の両面から、より実践的な組込みシステムへ発展させる開発方法について学ぶ。
カリキュラム詳細へ

九州大学大学院システム情報科学研究院   教授 福田 晃

組み込みシステムの価値を明確にして新しい産業の創造に貢献できる人材を育成することを目指しています。

九州大学大学院システム情報科学研究院
教授 福田 晃

組込みシステムは、近年の日本経済の発展を牽引しているとても重要な産業です。経済産業省によれば、わが国の輸出製品のうち組込み関連製品は2009年で52.2%を占め、製品開発費に占める組込みソフトウェア開発費は、約4割にもおよびます。

しかしながら、この産業を支えるIT人材、特にソフトウェア技術者の数が大きく不足していることも一方で指摘されています。これまで、産学連携のさまざまな人材育成プロジェクトに関わってきた経験からすると、参加する学生の意識をどのように高め、その能力を伸ばしていくかが大切と感じています。学生のやる気を起こし、その能力を伸ばすためにはどうしたらいいのか常日頃考えています。

また、先生方にもいろいろな意見があると思います。このプログラムを推進する中でこうしたさまざまな意見を吸い上げ、どのような教育が必要かという観点で考えていきたいと思います。

名称 文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」
分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク
組込みシステム分野 九州大学担当事業 CPS人材育成プログラム
愛称 PEARL(パール)
Practical information Education collaboration network
Against Research fields and Localities
代表 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授 福田 晃
所在地 九州大学大学院システム情報科学府情報知能工学専攻 社会情報システム工学コース QITO内

 

九州大学 大学院システム情報科学府 情報知能工学専攻 社会情報システム工学コース

九州大学

九州大学事業事務局

九州大学 大学院システム情報科学府情報知能工学専攻 社会情報システム工学コース
QITO PEARLプロジェクト

〒819-0395 福岡市西区元岡744番地 ウエスト2号館 508号室

TEL
:092-802-3864
FAX
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