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九州大学
大学院システム情報科学研究院
伊都キャンパス
次世代情報化社会を牽引するICTアーキテクト育成プログラム実施の背景


  九州大学は"社会に役立つ大学・大学院"という大学本来の原点に戻る大学改革に本気で取り組んでいます。新しい知識・智恵を産み出し蓄積し続ける大学・大学院は、その知識・知恵を社会に伝えないと、"宝の持ち腐れ"になってしまうからです。九州大学は社会ニーズに対応して社会貢献する大学本来の役目を果たし、世界的に見て尊敬され信頼される教育・研究拠点化を目指しています。


 一方、産業界では、次の世代を担う優秀なIT人材の不足が深刻な問題となっています。経団連の試算によると、産業界には毎年新卒者として一流のIT人材が1500人程度必要なのが、現状ではほとんど確保できていない。新卒者のうち即戦力になるIT人材はわずか1割にすぎず、新卒者向けのIT研修を受けても業務をまっとうできない人材が約2割もいる。このままでは、インド、中国、韓国など、IT教育に力を入れている国との競争に負けてしまう、というのが産業界の問題意識です。経団連では2005年6月に「産学官連携による高度な情報通信人材の育成強化に向けた提言」を発表しました。そして、本年5月に重点協力拠点2校、協力拠点7校を選定し、産業界を挙げてこれらの大学を支援していくことを決めました。


 また、文部科学省では平成18年度から「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」を開始しました。このプログラムは、ソフトウェアの研究開発現場で直ちに求められる専門的なスキルを有することはもとより、長期的な社会情勢の変化とそれに対するITの変容等に応じたソフトウェア開発に先見性をもって柔軟に対処し、企業等で先導的役割を担い得る実力を備えた人材育成を目指すものです。文部科学省では今年9月に、公募に応じた26件(25大学)のなかから6大学を選定し、人材育成の拠点とすることを決定しました。


 九州大学は、経団連の「重点協力拠点」文部科学省の「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」の「育成推進拠点」の双方に選定されました。まさに産・学・官が一体となって、高度なICT人材を育成する体制が整ったわけです。それを形にしたのがこの「社会情報システム工学コース」です。

 

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